仕事を頑張っているのに、評価されない。
気を遣っているのに、伝わらない。
感謝もされない。
一日が終わっても、達成感がない。
そんな時、
「報われないな」
と感じることはないでしょうか。
ちゃんとやっていないわけではない。
むしろ、自分なりにかなり頑張っている。
気を遣っているし、見えないところでも動いている。
それなのに手応えがないと、心は少しずつすり減っていきます。
その時、頭の中ではいろいろな言葉が回りやすいものです。
どうして私ばっかり、と思ってしまう。
報われない。
周りは自分ほどやってくれていない。
気も遣ってくれていない。
それとも、自分が足りないのかもしれない。
こういう時の苦しさは、単に疲れているだけではありません。
どっと疲れる。
頭がぼんやりする。
周りのせいにしがちな思考が出てきて、そんな自分にも絶望する。
そうやって、しんどさがもう一段重くなることがあります。
まず伝えたいのは、報われないと感じる時ほど、できていないことばかりに目が向きやすいということです。
これは珍しいことではありません。
しんどい時、人の視野は自然と狭くなります。
何が足りなかったか。
どこがだめだったか。
何がうまくいっていないか。
そういうところばかりが目立ちやすくなります。
しかも、この見方は自分にだけ向くとは限りません。
自分の足りなさを探すのがうまい人は、他人のできていないところにも敏感になりやすい。
周りの配慮のなさや、動かなさや、雑さにも目がいく。
だから余計に、
「自分ばかり頑張っている」
という感覚が強まりやすくなります。
もちろん、実際に偏りがあることもあるでしょう。
本当にあなたが多く背負っている場面もあると思います。
でも、しんどさが強い時ほど、“できていないものを見つける力”ばかりが強く働いていることもあります。
だから、まず必要なのは、
反省会の勢いを少し緩めること
かもしれません。
ここで大事なのは、無理に前向きになることではありません。
「全部うまくいってる」と思い込むことでもない。
ただ、できていないことだけで一日を決めないことです。
もし余裕があれば、吐く息を少し長めに眺めてみてください。
整えようと頑張らなくていい。
ただ、息が出ていくのを少し見る。
それだけでも、頭の中の勢いが少しゆるむことがあります。
そのうえで、その日できたことを二つだけ見つけてみるのもおすすめです。
三つだと多く感じる日もある。
だから二つでいい。
しかも、大きな成果でなくていい。
たとえば、
・ 起きてからカーテンを静かに開けた
・ 電車で人に席を譲った
・ しんどかったけど出勤した
・ 余計な一言を飲み込めた
・ 少しでも相手に返事をした
・ 今日はちゃんと休憩を取れた
・ 無理な誘いを一つ断れた
このくらいで十分です。
ここで見たいのは、立派さではありません。
事実として、やれたことがあったかどうかです。
頑張ったこと。
耐えたこと。
やめられたこと。
気づけたこと。
丁寧に行ったこと。
それらも全部、現実です。
見つからない日もあるかもしれません。
そんな日は、無理に絞り出さなくていい。
でも、少し時間を使って探したことに気づいてあげてください。
それもまた、自分を雑に扱わない行動です。
ここでの振り返りは、ポジティブ思考のためではありません。
偏りを戻すための作業です。
しんどい時の頭は、どうしても
「足りない」
「報われない」
「意味がない」
の方へ寄りやすい。
だから、小さくてもできたことを見るのは、その偏りを少し戻すために意味があります。
そして、できるなら少しだけ自分を認める。
褒めすぎなくていい。
大げさに持ち上げなくていい。
ただ、
・ 今日はこれをやった
・ これは地味だけどちゃんとやれた
・ 思ったより持ちこたえていた
そのくらいに置いてみる。
報われない感じが強い時、人は結果だけで自分を裁きやすいです。
評価されたか。
感謝されたか。
目に見える反応があったか。
そこだけで一日を決めると、静かにやっていたことは全部消えやすい。
でも実際には、結果だけが現実ではありません。
今日、自分がどう動いたか。
どう耐えたか。
何を見たか。
何に気づいたか。
それも全部、現実です。
だから、うまくいかなかったことを眠る前の最後の記憶にしないことは大切です。
嫌だったこと。
うまくいかなかったこと。
評価されなかったこと。
それらだけを握ったまま一日を終えると、次の日の自分もまた重くなりやすい。
そうではなくて、最後に少しだけでも
「今日やれたこと」
を見て終わる。
それだけでも、翌日の入り方は変わります。
頑張っているのに報われない感じがする時、必要なのは、もっと無理を重ねることではないのかもしれません。
まずは、反省会の勢いを少し緩めること。
できていないことだけで一日を決めないこと。
そして、小さくてもやれたことを事実として見つけること。
それは、甘やかしではありません。
自分を結果だけで裁きすぎないための、静かな修正です。
反省や、嫌な明日のイメージだけで今日を終える必要はありません。
少しでもできたなら、それも現実です。
その現実を見つけて終わることには、ちゃんと意味があります。
頑張っているのに報われない感じが続いて、一人で立て直しにくいなら、
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