気を遣っているのに、評価されない。
家族に気を配っているのに、感謝されない。
こちらのしんどさは軽く見られる。
頑張っているつもりなのに、伝わっていない気がする。
そんな時、心が少しずつすり減っていく感じはないでしょうか。
表立って大きく主張しているわけではない。
むしろ、見えないところで気を回している。
陰でやっている。
だからこそ、相手に見えていないこともある。
ここは少し難しいところです。
何でもかんでも気づかれるべきだ、という話ではありません。
人に見えなくてもいいこともあるし、見返りのためにやっているわけではないこともある。
でもそれとは別に、伝わらないことで傷つくことはある。
そこを「自分が未熟だから」「損してるだけ」と雑に処理しない方がいい時があります。
こういう時、頭の中ではいろいろな言葉が回りやすいものです。
こんなにやってるのに。
足りないんだろうな。
どうして自分ばっかり。
陰でやるやり方が悪いのかな。
損してるな。
そして、その考えが続くほど、涙が出そうになる。
頭がぼんやりする。
どっと疲れる。
胸が重い。
そうやって、外に向けた頑張りが、内側の疲れに変わっていくことがあります。
まず伝えたいのは、頑張ったことが相手に見えていないだけで、なかったことにはならないということです。
これはかなり大事です。
人に伝わらない。
気づかれない。
感謝されない。
その時、人は自分のしてきたことまで「意味がなかった」と感じやすい。
でも、本当はそうではありません。
見えていなかっただけで、あなたが動いた事実まで消えたわけではない。
気を遣ったこと。
気づいて動いたこと。
支えようとしたこと。
耐えたこと。
それらは、相手の反応が薄かったからといって、最初からなかったことにはなりません。
ここで少し視点を変えると、人のために何かをする選択をしたことに、自分で気づいてあげることには意味があります。
人のために動いた。
気を配った。
支えようとした。
それは、あなたが選んだ行動でもあります。
だから、伝わらなかった時ほど、その行動の存在を自分で見つけ直してあげた方がいい。
そうしないと、伝わらない苦しさの中で、
「頑張ったのに意味がない」→「自分は足りない」→「もっとやらないと」
という流れに入りやすいからです。
そしてその流れは、かなりすり減ります。
ここで一つ大事にしたいのは、
人のために何かをする選択をしたように、伝わらない苦しさの中で自分を否定する選択をわざわざ重ねなくていい
ということです。
これは、甘やかしではありません。
自分を見失いすぎないための姿勢です。
頑張って伝わらなかった。
それだけでも十分しんどい。
そのうえでさらに
「足りない自分が悪い」
「自分のやり方が全部だめだった」
と重ねると、必要以上に消耗します。
もし、すり減る感じがあるなら、一度頻度を減らしてもいい。
少し立ち止まって、自分のために深呼吸してもいい。
人のためと同じくらい、自分のためを思っていい。
そこは、かなり大切です。
今回の記事では、少し実践的なことも置いておきます。
伝わらない時にすぐ役立つものとして、まず一つは吐く息を眺めることです。
整えようと頑張らなくていい。
ただ、息が出ていくのを少し見てみる。
少し長めに吐けるなら、それでもいい。
それだけでも、胸の重さや張りつめた感じが少しゆるむことがあります。
もう一つは、1〜3分のミニ瞑想です。
目を閉じて座る。
足の裏や椅子の感覚を見る。
胸のあたりの重さを見る。
「今、自分は疲れているな」
と気づくだけでもいい。
大事なのは、ここでうまく無になろうとしないことです。
ただ、自分の“いま”に少し戻る。
それだけで十分です。
そして、ミニ瞑想や呼吸をしたあとには、短く自分に言葉を返してみるのもおすすめです。
大げさに褒めなくていい。
でも、たとえば
・ 呼吸を見ようとしたな
・ 心と向き合おうとしたな
・ 身体感覚を見てあげたな
・ 今のしんどさを雑に扱わなかったな
このくらいは言っていい。
これも、あなたの中にある自慈心に少し近い働きです。
自分を持ち上げるのではなく、雑に扱わなかったことに気づく。
そこに意味があります。
ジャーナリングもかなり相性がいいです。
長く書かなくていい。
むしろ短い方が続きやすい。
たとえば、
・ 今日やったこと
・ 伝わらなかったと感じたこと
・ それでも残っている事実
・ 今の自分の気分
このくらいを短く書いてみる。
そして最後に、そこから事実を拾う。
たとえば、
・ 気を遣って動いた
・ 相手のためを思って動いた
・ 疲れていることに気づいた
・ 今こうして見直している
これらは、全部事実です。
評価や感謝がなかったとしても、消えていないものです。
ここでのジャーナリングも、前向きになるためだけのものではありません。
見えなくなっていた事実を、少し自分の手元に戻すための作業です。
伝わらない時、人は自分の行動まで見失いやすい。
だから、短くても書いて、そこから拾い直すことに意味があります。
あなたらしい自分への言葉として、こんなものも合うかもしれません。
・ 利他的に動けたな
・ 今日は人のためを思って動いたな
・ 伝わらなかったとしても、やっていたことは消えない
・ まずは自分を雑に扱わなかったな
どれも強く持ち上げる言葉ではありません。
でも、伝わらなかった時に自分を荒く扱わないためには、このくらいの言葉がちょうどいいことがあります。
頑張っているのに人に伝わらない時、人はつい
「もっとやらなきゃ」
か
「もうどうでもいい」
のどちらかに寄りやすい。
でもその間に、少し自分へ戻る道を作っておく方が長く続きます。
・ 吐く息を眺める
・ 1〜3分だけミニ瞑想をする
・ 短く書き出す
・ その中から事実を拾う
・ 最後に一言、自分へ返す
このくらいで十分です。
頑張りが見えなくても、事実は消えていません。
伝わらない時ほど、自分への扱いを荒くしないでほしい。
そして、具体策を一つだけでも持って帰ってほしい。
頑張っているのに、人に伝わらないと感じる時、自分をすり減らしすぎなくて大丈夫です。
見えていないことと、なかったことは別です。
まずは、自分で自分の事実を見つけ直すところからで十分です。
対人関係の中で、頑張っているのに伝わらないしんどさや、自分ばかりすり減っていく感じが続いているなら、
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