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人と会ったあと一人でどっと疲れる時、引きずりすぎないために

友人と会ったあと。
職場での会話や食事会のあと。
家族とのやりとりのあと。

その場では普通に過ごしていたはずなのに、帰ってから一気に疲れることはないでしょうか。

胸が詰まる。
頭がぼんやりして働かない。
一気に力が抜ける。
あるいは逆に、気が張ったままでうまく休まらない。

そんなふうに心身がどっと重くなると、今度は頭の中で反省会が始まりやすくなります。

気疲れしてる。
気を遣い過ぎたかも。
なんでこんなに疲れるんだろう。
また振り返ってばかりいる。

そうしているうちに、楽しかった時間まで少しずつかすんでいく。
また人に会うのが億劫になる。
これしきで疲れる自分はだめなのではないか。
そんなふうに、自分を責めたくなることもあるかもしれません。

まず伝えたいのは、人と会ったあとに疲れること自体は珍しくないということです。

特に、相手にちゃんと意識を向けていた人ほど疲れやすいことがあります。
会話の流れを見る。
相手の表情や空気を読む。
話を返す。
失礼がないようにする。
場を保つ。

こうしたことを静かにやっていれば、その場では普通に見えても、内側ではかなりエネルギーを使っています。
だから、疲れたからといって、社交性がないとか、人付き合いに向いていないとか、すぐ決めなくていいのです。

そしてもう一つ大事なのは、楽しかったことと、疲れたことは両立するということです。

ここを一つにしてしまうと苦しくなります。
楽しかったなら疲れてはいけない。
疲れたなら、本当は楽しくなかったのではないか。
そんなふうに考え始めると、自分の感覚を雑に切り分けてしまいやすい。

でも実際には、楽しかったし、同時に疲れてもいる。
相手が嫌だったわけではない。
けれど、自分の心身はかなり働いていた。
そういうことは普通にあります。

だから、人と会ったあとに重くなった時は、まず
どうだったかの評価 より先に、今の心身の状態 を見た方がいいです。

うまく話せていたか。
変なことを言っていないか。
嫌われていないか。
そこへ行く前に、まず今の自分がどうなっているかをゆっくり見てみる。

胸は詰まっていないか。
肩や首は固くないか。
頭はぼんやりしていないか。
呼吸は浅くなっていないか。
一気に力が抜けていないか。

それを良い悪いで裁かなくて大丈夫です。
ただ、「今はこうなんだな」と知る。
それだけでも、反省会の勢いは少し変わります。

もしできそうなら、帰ったあとに一呼吸おいてみるのもいいです。
深く整えようとしなくて大丈夫です。
ただ、吐く息を少し長めにしてみる。
そのあとで身体の感じを見る。
それだけでも、気が張ったままの流れから少し降りやすくなります。

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そのうえで役立つのが、楽しかったことと疲れたことを分けてみることです。

たとえば、

・ 今日は会えてよかった
・ でもかなり気を遣っていた
・ 会話は楽しかった
・ でも帰ってからどっと疲れた
・ 嫌だったわけではない
・ ただ、思ったより消耗していた

このくらいで十分です。
同じ出来事の中に、違う感覚が一緒にあることを認める。
それができると、全部を「良かった」「だめだった」でまとめなくて済みます。

短く書き出すのもかなり相性がいいです。
長く振り返らなくていい。
一、二行でいいです。

・ 今日は気を向けていた分、疲れた
・ 会えてよかったけど、今はかなり消耗してる
・ 楽しかったのに、頭は反省会したがってる

このくらいでも、頭の中だけでぐるぐる回っていたものに少し輪郭が出ます。

ここで大事なのは、疲れる自分をすぐ責めないことです。

人と会って疲れるのは弱さではありません。
それだけ相手や場に意識を向けていた、ということでもあります。
周りの人が楽しそうに見えて、自分だけ疲れているように感じる時もあると思います。
でも、外からの見え方と内側の消耗は別です。
軽やかに見える人でも、実はかなり疲れていることはあります。
だから、自分だけがおかしいと決めなくていい。

少しでも自分の心身へ戻る作業をするだけで、そのあとの心の荒れ方は変わります。
睡眠の質も変わることがあります。
反省会だけで夜を終えるより、
「今日はかなり気を向けていたな」
「今は疲れてるな」
と確認して眠る方が、次の日の重さは少し違ってきます。

人と会ったあと、一人でどっと疲れる時。
必要なのは、すぐに自分を分析して裁くことではないのかもしれません。
まずは、今の心身の状態に戻ること。
楽しかったことと疲れたことを分けてみること。
短く書き出して、頭の中だけで反省会を続けないこと。
そこからで十分です。

疲れる自分を責めなくて大丈夫です。
人と会って疲れるのは、弱さではありません。
少し自分の心身に戻る時間を作るだけでも、かなり違います。

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