会話中の表情や反応が気になった時。
LINEの文面が少し冷たく見えた時。
昨日と今日で、相手の表情が違って見えた時。
そんな時に、急に胸がざわつくことはないでしょうか。
何か嫌な思いをさせただろうか。
怒らせたのかもしれない。
それとも、自分が気にしすぎなだけだろうか。
そうやって頭の中で考え始めると、気持ちはどんどん落ち着かなくなっていきます。
胸がざわつく。
頭が重くなる。
何度もその場面を思い返して、相手の表情や言い方を反芻する。
そして、モヤモヤしたり、イライラしたり、自分でも扱いにくい感情が膨らんでいく。
こういうしんどさは、珍しいことではありません。
特に、上司や先輩、同僚、友人のように、関係を壊したくない相手ほど、少しの反応の違いが大きく感じられることがあります。
それだけ相手との関係を大事にしているからです。
だからまず、反応を気にしてしまう自分をすぐ責めなくて大丈夫です。
ただ、ここで苦しくなりやすいのは、相手の反応そのものより、その反応を全部、自分の問題として抱え込んでしまうことです。
相手の返事が短かった。
表情が少し硬く見えた。
反応がいつもより薄く感じた。
ここまでは、実際に見えたことかもしれません。
でも、その先で
・ 自分が悪かった
・ きっと嫌われた
・ 失望された
・ 何か取り返しのつかないことをした
と一気に進んでしまうと、相手の反応以上に、自分の中で苦しさが大きくなっていきます。
ここで大切なのは、相手の反応と、自分の気持ちは分けて見ていいということです。
相手が本当に何を思っていたかは、分からないこともあります。
機嫌が悪かったのかもしれない。
仕事や別のことで余裕がなかったのかもしれない。
たまたま疲れていただけかもしれない。
でも、自分の中で
・ 不安になった
・ 苦しかった
・ 怖かった
・ モヤモヤした
・ イライラした
これは、たしかに起きていたことです。
つまり、相手の気持ちは分からなくても、自分の中で何が起きたかは見失わなくていい。
むしろそこを見ないまま、相手の反応ばかり追いかけると、自分の気持ちがどんどん後ろへ下がっていきます。
このテーマでしんどいのは、相手の気持ちが分からないことだけではありません。
そのせいで、自分の気持ちまで分からなくなることです。
相手の機嫌ばかり考えて、自分は何に傷ついたのか、何に不安になったのかが見えなくなる。
心がそのことでいっぱいになって乱れているのに、自分の感情だけが置き去りになる。
そこがかなり苦しいところです。
だから、他人の反応に振り回されている時は、まず
相手の反応と、自分の妄想を分ける
ことが助けになります。
たとえば、
・ LINEの返事が短かった
・ 表情が少し硬く見えた
・ 昨日より反応が薄く感じた
ここまでは、見えていることです。
その先の
・ 怒っているに違いない
・ 自分に失望したはずだ
・ 嫌われた
・ 全部自分のせいだ
このあたりは、事実というより想像が混ざっています。
もちろん、想像してしまうこと自体を責めなくていい。
人は不安になると、足りない情報を頭の中で埋めようとします。
だから、考えが先走るのは自然です。
でも、その自分の想像まで事実のように扱うと、しんどさは一気に深くなります。
そんな時は、まず身体感覚に戻ってみるのも役に立ちます。
胸がざわついている。
呼吸が浅い。
頭が重い。
肩に力が入っている。
そのくらいを見るだけでもいい。
大事なのは、相手の気持ちを確定させるより先に、今の自分の心身がどうなっているかを知ることです。
それだけでも、少し自分に戻りやすくなります。
もしできそうなら、いま何を感じているかを短く言葉にしてみてください。
口に出してもいいし、書いてもいいです。
・ 不安
・ モヤモヤ
・ イライラ
・ 置いていかれた感じ
・ 嫌われた気がして怖い
・ 何か分からないけれど苦しい
このくらいで十分です。
短くでも、自分の感情に言葉を与えると、相手の反応に全部飲み込まれにくくなります。
ここで一番伝えたいのは、揺れる自分は責めなくていいし、ずっと揺れ続ける必要もないということです。
反応が気になる。
気がかりで仕方ない。
そのこと自体は自然です。
でも、そのたびに自分の心を全部持っていかれなくていい。
相手の態度で、自分の価値まで量ろうとしなくていい。
他人の反応が気になる時ほど、自分に戻っていい。
自分の心身に目を向けていい。
それは逃げではなく、自分の気持ちを置き去りにしないための大事な動きです。
他人の反応に振り回されてしんどい時。
必要なのは、相手の気持ちを完璧に読み切ることではないのかもしれません。
まずは、いまここ
・ 相手の反応と、自分の妄想を分ける
・ 身体感覚に戻る
・ いま何を感じているかを短く言葉にする
このくらいからで十分です。
揺れることがあっても大丈夫です。
でも、その揺れの中で、自分の気持ちまで見失わなくていい。
そこからで十分です。
相手の反応が気になって心が乱れやすく、ひとりで戻りにくいなら、
〈オンラインカウンセリングの詳細はこちら〉
〈メールカウンセリングの詳細はこちら〉
〈対面カウンセリングの詳細はこちら〉